雨の成田道場から最短フライト。夕刻の中部行きは国際便接続も多くて遅延リスクあり? - ANA (全日空) 口コミ・評価

航空会社 ANA (全日空)

2024年02月24日に撮影されたANA (全日空)の航空機写真

© RINA-281さん

全日空(ANA)は、日本ヘリコプター輸送と極東航空が1958...
日本
IATA | ICAO
NH | ANA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
雨の成田道場から最短フライト。夕刻の中部行きは国際便接続も多くて遅延リスクあり?

航空会社
全日空
便名
NH337
ビジネス
搭乗日
2017/03
路線
成田(東京) → 中部(名古屋)
機体記号
JA59AN
機材
Boeing 737-881
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
406
投稿日
2017/04/01

搭乗写真

  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    短時間といえどGOZENはGOZEN... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    おなじみのT-1の1階、国際線到着フ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    荷物を預けてからエレベータで5Fへ。... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    1Fのアライバルラウンジ。サンドウィ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    個人的に、この桜風味のクッキーが好み... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    道場。
    ということでモノクロに。
  • 写真の種類:座席(シート)
    Pクラス、右前方最前列を選んでみまし... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    シートはおなじみのB737仕様、読書... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    30分遅れで動き出し、一路A滑走路の... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    白ワインは二種類記載されていて、便に... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    雨の成田から離陸、上昇、旋回が終わる... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    夜のセントレア。出発フロアは旅の熱気... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    雨のデッキより国際線スポットを望む。... 続き

総評

T-1のオブザベーションデッキにでると、さっきまで降り続いていた横風混じりの雨が止んで、冷たい空気と湿り気だけを残していました。エプロンから聴こえるエンジン音もカラッと晴れた日とは少し違って耳に届くから不思議。それにしても今日はやけに賑やかだなあ、と思っていたら、それは目の前にB747がスポットインしている最中だったからみたい。デルタフリートたちの成田での光景も、少しずつ変わっていきそうですね。

今回は何てことない短距離の旅路にANA国内便を使うことに相成りました。過去にも幾つかアップしましたが、個人的なフェイバリットフライトである成田発の国内線。国際線をメインに作られた空港における、国内線のニッチ感を味わい、大多数の人がやれ微妙な設備だサービスだと苦言を呈するような環境に身を置いて、その中にある隠れた楽しみや、関係者様各位のキラリと光るお心遣いを、利用者の立場から前衛的に探究する、、うーん、言葉にすると全くわけのわからない自己満シリーズですね。笑

僕の場合かなりANAに特化した感想になっちゃいますが、でもね、本当に悪いもんじゃないんですよ成田発。首都圏西部からわざわざお越しくださいとまでは言えないので、そうゆう売り文句はウナリくんにでもお任せしますが、、
羽田よりは限られた時間帯・行き先という条件の中で、自分の旅程が当てはまるなら、その時は成田もアリでしょう。

ただしかし今回も思いましたが、国際線からのコネクション利用の方がほとんどなので、当然状況によっては遅延も臨時トラブルも生じ得ます。
当便、17:05発の中部行きも、ほぼ全員が搭乗を済ませた後もなかなかドアクローズする気配なしで、欧米系のお名前が3,4名コールされ、その数分後に遅れて搭乗されて来たり。結果的にスポットアウトしたのは17:30過ぎ。これは天候やフライトの諸条件とは関係なく、単純に人的な遅れだと思われます。そもそも接続が時間ギリギリとか?接続順路の移動距離が長いとか?
ここらへんは自分で検証してみないとわからないですけどね。少なくともFR24で過去1週間ほどの出発時刻を確かめてみると、1日平均で約20分、コンスタントに遅延しているようです。

そんなマイナス面を見過ごすことは出来ませんが、現地到着後のスケジュール等に注意しておき、自己対応可能な範囲であるなら、あとは成田の魅力を楽しむのみです。
そうです、多くは望まず、つつましく、そこにあるもので心を満たす。日本人が忘れかけた"吾唯足るを知る"の禅精神を学ぶ道場が、T-1の1階あるのです笑

実際、搭乗手続き及びバゲージチェックインを済ませセキュリティを越えると、その向こうは一区画の待合室、売店、トイレが待ち受けるのみです。これが、成田の禅道場たる所以でしょうね。待合室に所狭しと規則的に並ぶベンチたちが龍安寺の石庭に見えてくるのも時間の問題です。
僕はエコノミー搭乗でもここのスペースで待つことはそんなに苦ではありませんが、道場の空気が苦手な方は、是非プレミアムクラスを選択して、セキュリティ前にあるアライバルラウンジをお勧めします。

成田発の国内線Pクラスはおそらく接続利用者数の関係もあり、時にお買い得で、時にめっちゃ高い笑。僕はこれをア◯ホテル現象と呼んでいます。
今回は1か月半前の事前購入で、8席中残り7席の中部行きPクラスが12,000円ほど。これは僕にとって、東京駅までのバス代+新幹線代とトントンな価格であり、これにラウンジでのビールや軽食、機内食を付加して考えるなら、選択肢に加わる価値は十分にあるわけです。何より出発までの快適性が約束され、2時間前からチェックインしていようと道場に縛られずに済むのですから。お気楽な旅行者気分の考え方で申し訳ないですけどね笑。

さてさて、肝心のフライトはというと、ゲートバスに乗り込むまでは美しいほどぴったりの定時、16:40。再び降り始めた雨をバスのワイパーが必死に除ける向こうに、当機と思しきB737が見えてきました。相当な距離を走りJAL機の脇をかすめて到着したのは、T-2サテライトの脇にある沖停めスポット(番号わからず)。ANAカラーが少しアウェーに見える佇まいでした。
先述の通り遅れて動き出すと、あとは特筆すべき問題もなく、快適そのものなフライトでした。雨脚はもう弱まっていたものの、窓の向こうではものすごい水しぶきを上げて離陸滑走を始めていくフリート達。毎年春先のこの時期は、雨を交えてしっとりとした旅の景色を拝めている気がします。滑走路越しに緑も多く見えて季節感もあるし、多少の悪天候でも情緒ある。どうですか、成田!(必死。笑)
川崎あたりの工業地帯も夜は綺麗ですごく好きですけどね。

御察しの通り、並行飛行まで時間のかかる成田発ですから(しかもこの日は北へ離陸、その後ぐるっと右旋回からの西進パターン)、もちろん食事に与えられた時間は10分ちょいです!他の搭乗者の方は分かりませんが、僕は好きでこの路線を乗ったわけです。そらもう文句の一つもございません。美味しく掻き込むのが与えられた使命であります。はい。
そんな中コンソメスープ付きで提供される御膳、そして飲み物、おかわりのお声がけ。大変心温まるじゃないですか、地に足のついた(飛んでるけど笑)実直な気持ち良いサービス。これをKAT-TUN状態(ギリギリでいつも食べていたい、の意)で有難く頂戴するのがまた楽しいわけです。
あ、新幹線の方が良いですか??笑

そんなわけで、快適な時間はあっという間、無事にセントレアへ降り立った当機を、成田よりも激しめな雨のカーテンが迎えてくれました。夜の闇を割いて照らしている規則的な照明灯の列、そしてそれを倍に写し出す濡れたエプロンと、カラフルな誘導灯たち。なんとも幻想的な旅の終わりの光景は、飛行機好きにとってはエレクトリカルパレードさながらでしょう。少なくとも、こんな短い国内線であろうとエンジン音がファンファーレに聴こえる僕にとっては。

大した内容の旅ではないですが、写真の方に具体的にレポを書き添えました。
総括してみて思うんですが、単純に僕は、国際色豊かな成田空港の雰囲気と、少し田舎な佇まいが好きなんですね。決して成田の回し者ではないですし、森田知事のファンとゆうわけでもなく笑
海外旅の面白さ、海外の施設利便性のアレコレを経験した上で、きっと成田に大きなマイナスポイントを感じるよりも、もっと楽しい魅力を見いだしてしまうんですね。綺麗事を言うならば、きちんと周辺環境や歴史との折り合いを付け、誰もが末長く気持ち良く利用出来る空の玄関口になってほしいです。

こんなこと書いといて、次回利用予定なのは羽田発台北行きだったりするんですが、、笑
しかも前回香港行きで乗って以来10年ぶりのJAL国際線で、これまたワクワクです。
今年も、皆様を気持ち良い空の旅が待っていますよう願っております!

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