Rating: 5
Author: うまやどのおいる

航空会社キャセイパシフィック航空

2人の元空軍パイロット、ロイ・ファレルとシドニー・デ・カンツ...

国: 香港
IATA | ICAO: CX | CPA
メンバー評価: 搭乗レビュー 4.00 [876件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
キャセイパシフィック航空旅客型ボーイング747ラストフライト

航空会社: キャセイパシフィック航空
便名: CX543
エコノミー

搭乗日: 2016/10
路線: 羽田(東京) → 香港

機体記号: B-HUJ
機材: Boeing 747-467

総評：5: 5ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 4ッ星

機内スタッフサービス: 5ッ星
エンターティメント: 無評価

トイレ・洗面台: 5ッ星
機材コンディション: 5ッ星

地上サービス: 無評価

口コミ投稿者: うまやどのおいるさん

アクセス数: 1,095
投稿日: 2016/10/05

搭乗写真

ゲートにて挨拶をする日本支店長
歴代のユニフォームを着た4名のCAも... 続き
機内食は和食を選択。ロゴマークの描か... 続き
142番ゲートに佇むB-HUJ
ファイナルフライト、ファイナルコール
記念品
ゲート前のドリンクサービス
東シナ海を順航中のB-HUJ
747-400のシンボル、ストレート... 続き
キャビンで乗客に挨拶にまわるキャプテ... 続き
クルーによる747ラストフライトのウ... 続き
乗客からのサインリクエストに応じるC... 続き
香港国際空港RWY07Lにアプローチ
香港国際航空5番ゲートに到着し、キャ... 続き
キャプテン・パーサーへのフライト後イ... 続き

総評

また1社、旅客型747-400の歴史に幕が降ろされました。

香港のキャセイパシフィック航空、10月1日に1979年から続いた37年間のジャンボジェットの運用を終了しました。
ラストフライトは、就航後は機材変更をのぞいてスケジュール上では毎日747-400で運航されていた東京羽田ー香港線CX543便という劇的なものでした。外資系エアラインのラストフライトが日本発など滅多にあることではありません。

世界の747に乗りまくるジャンボ好きの私は迷わずこのラストフライトに搭乗してきました。

9時55分の搭乗開始時刻数十分前からゲートではラストフライトを記念したイベント(撮影会・ドリンクサービスなど)が行われ、9時30分からはセレモニーが開催されました。日本支店長、クルー、エンジニアなどの挨拶がなされるとゲート前の盛り上がりは最高潮に。そして予定通りにボーディングが開始されました。

搭乗客にはラストフライトの記念品が贈呈。内容は搭乗証明書・メモ帳・REMOVE BEFORE FLIGHTタグでした。
お祝いムードで遅延必至かと思われたものの、オンタイムでブロックアウト。D滑走路05から離陸しました。

巡航中の機内は終始お祭り騒ぎ。搭乗客の大部分がこのラストフライトを目的にしたキャセイファンの方々。半年ほど前から予告されており、マニアの多い日本発ということでこの事態は不思議ではありません。
クルーの皆様もそんなファンらを心から歓迎。忙しい中も撮影やサインなどに快く応じ、クルー自身もまた、このラストフライトを大いに楽しんでいるようでした。

機内食ではこのフライト限定の、キャセイパシフィック航空シンボルマーク「ブラッシュウイング」が描かれたケーキも振る舞われ特別フライトに華を添えていました。

定刻より少し早く、スコールの降る香港国際空港RWY07Lに着陸。「747ファイナルフライトをお楽しみいただけましたでしょうか？」というパッセンジャーアナウンス。タッチダウンとスポットイン時には、長年キャセイで活躍した747の労をねぎらう拍手もわき起こり、ラストフライトは幕を下ろしました。