Rating: 3
Author: FlyHide

航空会社ウクライナ国際航空

国: ウクライナ
IATA | ICAO: PS | AUI

搭乗レビュー
ウクライナ国際航空 KBP>LCA キプロスへの遠い道のりその②

航空会社: ウクライナ国際航空
便名: PS341
エコノミー

搭乗日: 2017/08
路線: ボルィースピリ(キーウ) → ラルナカ

機体記号: UR-PSE
機材: Boeing 737-84R

総評：3: 3ッ星

機内食・ドリンク: 3ッ星
座席（シート）: 3ッ星

機内スタッフサービス: 4ッ星
エンターティメント: 3ッ星

トイレ・洗面台: 3ッ星
機材コンディション: 3ッ星

地上サービス: 2ッ星

口コミ投稿者: FlyHideさん

アクセス数: 886
投稿日: 2017/09/25

搭乗写真

搭乗予定便の搭乗口。
出発です。隣はターキッシュエアライン... 続き
有料の機内食案内の表紙。軽食中心のメ... 続き
ドリンクの他、サンド等も販売していま... 続き
クロワッサンと紅茶のセットで3EUR... 続き
機内の様子。
機内誌の表紙。
機内誌の就航地の紹介。今回はワルシャ... 続き
機内誌の保有機材の紹介。長距離線はB... 続き
安全のしおり(表)。
安全のしおり(裏)。
使った紙はゴミ箱へ捨てましょう。
トルコ上空。雲が少なくなってきました... 続き
キプロスが見えてきました。
海側からアプローチして着陸です。
降機します。B737シリーズでは長め... 続き

総評

アンマンからの乗継ぎで、キエフからキプロスのラルナカへ向かいます。乗継時間は2時間余りありましたが、トランスファーエリアのセキュリティチェックが長蛇の列。朝から続々と便が到着し、その度に列が伸びていきます。結局、到着から搭乗フロアへ抜けるのに1時間以上かかってしまいました。長距離便の到着が重なり乗継ぎが集中する時間帯だったのでしょうが、明らかにキャパ不足で、乗継ぎの利便性については改善を図ってほしいものです。但し、乗継ぎに時間のない便の乗客は優先的に案内されていたので、乗り遅れるリスクは少ないと思われます。

ボルィースピリ国際空港はまだウクライナの入国にビザが必要だった時代に一度だけ利用したことがありますが、ターミナルビルは完全に新しく近代的な設備に建て替えられており、当時の薄暗いソ連チックな面影は残っていません。搭乗フロアには数は少ないですが、充電用のUSBポートやコンセントも設置されていました。

搭乗は出発20分程前に始まり、搭乗率は7割程度でした。機材は倒産したアエロスヴィートのお下がりのB737-800。機内やシートのコンディションは、窓が少々白っぽいところを除けばごく普通の状態です。出発はほぼ定刻通りで、離陸後は旋回して南へ向かっていきました。

離陸後30分程して機内サービスが始まりましたが、先に搭乗したアンマン→キエフ便と異なり、機内食はドリンクを含め有料となっていました(価格はユーロ建て)。自分はクロワッサンと紅茶のセットを注文して3EURを現金で支払いました。先の便はHot meal、今回の便はFood for purchaseと予約表に書かれていたので有料なのはわかっていましたが、ブロックタイムが短い場合(今回の便は3時間弱)は無料で機内食は付かないようです。機内誌は就航地の紹介や広告等一般的な内容でした。

飛行は順調に進み、黒海上空は曇り空でしたが、トルコ上空に来る頃には晴れ間も見え、地中海に出るころには雲はほとんど見られなくなりました。夏季の地中海エリアはよく晴れています。キプロスの陸地が見えてくる頃には高度を下げ、ラルナカ市街の海岸線をかすめるようにして無事に着陸。定刻10分前には到着となりました。

この航空会社にとって稼ぎ頭になっていたであろうウクライナとロシアの間の航空便は2015年10月以降全面停止されていますが、欧州やロシア以外の旧ソ連圏への路線を中心に今のところは踏ん張っているようです。今回利用した限りでは機内サービスや定時性に不満はなく、今後もウクライナのフラッグキャリアとして存在感を示して欲しいところです。