ロッキード・マーティン、F-22ラプター最終号機をデリバリー【動画】

ロッキード・マーティン、F-22ラプター最終号機をデリバリー【動画】

ロッキード・マーティンは2012年5月2日、F-22の最終号機となる195号機をアメリカ空軍に引き渡し、そのセレモニーをジョージア州マリエッタ工場で開催しました。

最終号機はアラスカ州エルメンドルフ・リチャードソン統合基地の第3戦闘航空団に配備されます。これまでF-22は8機の試作/試験機と、187機の量産機、合わせて195機が生産されました。

飛行試験はカリフォルニア州エドワーズ空軍基地、運用試験はネバダ州ネリス空軍基地で継続され、パイロットの訓練はフロリダ州ティンダル空軍基地、実戦部隊はバージニア州ラングレー・ユースティス統合基地とアラスカ州エルメンドルフ・リチャードソン統合基地、ニューメキシコ州ホロマン空軍基地、ハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地に配備されています。

当初は700機以上の量産を計画していた世界最強のステルス戦闘機も、東西冷戦の終結と軍事予算削減、機密情報保護のため195機の生産で幕を閉じてしまいました。

また、パイロットへの酸素供給システムの不具合は、依然として解決されていません。

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