防衛省統合幕僚監部は2019年5月7日(火)、ロシア海軍艦艇による対馬海峡の航行を確認したと発表しました。
これによると、5月5日(日)11時ごろ、海上自衛隊第5護衛隊所属の護衛艦「こんごう(DDG-173)」と第12護衛隊所属護衛艦「うみぎり(DD-158)」が、下対馬の南西約220キロメートルの海域を北東進するロシア海軍スラバ級ミサイル巡洋艦を確認しました。
また、同日20時ごろには、「うみぎり」と第4航空群所属で厚木基地のP-1が、下対馬の南西約220キロメートルの海域を北東進するロシア海軍ステレグシチー級フリゲート、キロ級潜水艦、イゴリ・ベロウソフ級潜水艦救難艦の計3隻を確認しています。
さらに、5月6日(月)6時ごろ、第2掃海隊所属の掃海艇「たかしま(MSC603)」と第4航空群所属のP-1が、同一ルートを航行するロシア海軍ロプチャーI級戦車揚陸艦を確認しました。
その後、これら5隻の艦艇は対馬海峡を北上し、日本海へ向け航行しました。なお、今回確認した艦艇は4月24日(水)と4月26日(金)に対馬海峡を南下した艦艇と同一であることが確認されています。