「瀬取り」への警戒監視活動、フランス海軍がヴァンデミエールを派遣

「瀬取り」への警戒監視活動、フランス海軍がヴァンデミエールを派遣

ニュース画像 1枚目:ヴァンデミエール(手前)、4月上旬に実施した「きりさめ」との近接運動
© 海上自衛隊
ヴァンデミエール(手前)、4月上旬に実施した「きりさめ」との近接運動

防衛省は2019年5月17日(金)、国連安保理決議で禁止されている北朝鮮の船舶が関連する海上での積み替え、いわゆる「瀬取り」への対応で、フランス海軍がアルエットIIIを搭載するフローレアル級フリゲート「ヴァンデミエール(F-734)」を派遣し、東シナ海を含む日本周辺海域において警戒監視活動を実施したと発表しました。海上自衛隊は、国連安保理決議の実効性を高める観点から、情報共有などの協力を継続しています。

日本政府は、北朝鮮の完全で検証可能、かつ、不可逆的な方法ですべての大量破壊兵器やあらゆる射程の弾道ミサイル廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結し、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、一連の取組を歓迎しています。また、海上自衛隊が関係国と緊密に協力する方針を示しています。

「ヴァンデミエール」は、ニューカレドニアを拠点とするフランス海軍との演習を2月初旬に実施、その後にニュージーランドのオークランドに入港、さらにオーストラリア海軍との交流を経て、東南アジアから日本海域に進出しています。

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