ボーイングは2012年6月28日、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の航空機製造パートナー、そして東京大学生産技術研究所と5者で製造技術の共同研究を開始すると発表しました。この研究の枠組みを使い、産学連携のコンソーシアム設立に向けた協議もはじめます。
この共同研究は2012年から、東大生産技術研究所で開始。チタニウム、アルミニウム、複合材の切削加工の技術開発を手がけ、コンソーシアム設立後は製造技術に関わる多様な研究開発を行っていきます。研究項目は参加各社の共同で決定し、航空機製造業界が直面する共通の問題に取り組む予定。研究開発には、東大生産技術研究所の教授陣が主導し、実務は主にその技術スタッフがを担当し、参加企業が研究開発を支援します。
現段階では5年間の活動期間として、参加企業の出資をはじめ、政府機関の公募事業へ参加することで資金調達についても検討を進めていきます。