タイフーン戦闘機出動のフライトで女性客が懲役刑、航空会社が歓迎

タイフーン戦闘機出動のフライトで女性客が懲役刑、航空会社が歓迎

ニュース画像 1枚目:ユーロファイター・タイフーン戦闘機
© Jet2
ユーロファイター・タイフーン戦闘機

イギリスのレジャー航空会社ジェット・ツー(Jet2.com)は2020年2月12日(水)、チェルムスフォード刑事法院で利用客が2年間の懲役に処せられたことを歓迎するコメントを発表しています。これは2019年6月、トルコのダラマンに向かう飛行中に機体ドアを開けようとした26歳のクロエ・ヘインズさんに課せられた処分です。

クロエ・ヘインズさんは、航空機の安全を脅かしただけでなく、客室乗務員に暴力をふるい、イギリス空軍(RAF)のユーロファイター・タイフーン戦闘機の2機が緊急発進し、この旅客機を誘導する事態を引き起こしました。

ジェット・ツーは、乱暴な行動を取る搭乗者の問題を裁判所が重く受け取り、今回の処罰を下したことにより、機内で安全を脅かしたり、乱暴を振るう場合には結果が伴うという、重大な警告を発信することにつながるとコメントしています。

なお、クロエ・ヘインズさんは、過剰なアルコールを摂取していたことが分かっており、今回の行動には飲酒が1つの要因であると説明しています。ジェット・ツーは、搭乗前の空港で過度な飲酒や、免税品として購入した酒類を機内で不正に消費するなどの課題に対処し、繁忙期を迎える夏までに政府や関係各社と協力し、楽しい旅行を提供できるよう取り組む方針です。

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