ノックスクートが会社清算、日本路線も運航したタイのLCC

ノックスクートが会社清算、日本路線も運航したタイのLCC

ニュース画像 1枚目:ノックスクート
© Nokscoot
ノックスクート

バンコク・ドンムアン国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)、ノックスクートは2020年6月26日(金)、取締役会で会社清算を決定しました。

ノックスクートは、シンガポールの格安航空会社(LCC)スクートとタイを拠点とするLCCノックエアが49%ずつ出資した共同事業で、ノックエアによると、ノックスクートは2014年の設立から通年黒字が1度もなく、競争の激しい厳しい環境下で事業を行っていました。

これに新型コロナウイルス(COVID-19)による歴史上類を見ない打撃が加わり、取締役会は事業の回復と持続可能な成長が見込めないと判断を下しました。タイの労働法を遵守する形でこれまでに425人の従業員が解雇されており、清算手続きのため少人数の従業員が業務を継続します。

なお、ノックスクートは、バンコク・ドンムアン発着で成田、関西、新千歳線に就航しており、これまでCOVID-19の影響により、7月31日(金)までの運休を発表していました。タイの航空会社で経営破綻するのは、タイ国際航空に続き2社目となります。

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