自衛隊の主要航空機保有数、計963機 V-22が国有台帳に新規記載

陸上自衛隊 V-22オスプレイ

自衛隊の主要航空機保有数が令和2(2020)年版「防衛白書」で発表されています。これによると、2020年3月31日(火)現在、国有財産台帳記載の航空機は陸上自衛隊に342機、海上自衛隊に165機、航空自衛隊に456機、合計963機となりました。

陸自では、防府分屯地、明野駐屯地のOH-6Dが退役したものの台帳記載の機数は14機、新たに取得したV-22オスプレイが3機です。海自はP-3Cが減、P-1が増と哨戒機の更新が進んでいます。

空自は、F-35Aが17機と前年度から5機増、F-4EJ/EJ改が26機、RF-4E/EJが6機とファントムの退役が進んでいます。F-15J/DJは201機と過去5年間の勢力変更がなく、F-2A/Bも91機で、大きな変更はありません。

陸・海・空の各自衛隊別、機種別の機数は以下の通りです。

■主要航空機の保有数

航空機	目的	2020年	2019年	2018年	2017年	2016年
保有機数		963	949	956	990	1008
■陸上自衛隊		342	359	362	389	394
LR-1	連絡偵察	-	-	-	退役	1
LR-2	連絡偵察	7	7	7	8	7
固定翼		7	7	7	8	8
AH-1S	対戦車	52	55	56	59	60
OH-6D	観測	14	26	27	44	48
OH-1	観測	37	37	37	37	38
UH-1H/J	多用途	124	127	127	131	131
CH-47J/JA	輸送	53	55	56	57	58
UH-60JA	多用途	40	40	40	40	39
AH-64D	戦闘	12	12	12	13	12
V-22	輸送	3	-	-	-	-
回転翼		335	352	355	381	386
■海上自衛隊		165	166	163	170	180
P-3C	哨戒	50	55	54	62	68
P-1	哨戒	24	19	19	11	9
固定翼		74	74	73	73	77
SH-60J	哨戒	18	24	22	35	42
SH-60K	哨戒	63	58	58	52	49
MH-53E	掃海・輸送	-	-	-	退役	4
MCH-101	掃海・輸送	10	10	10	10	8
回転翼		91	92	90	97	103
■航空自衛隊		456	424	431	431	434
F-15J/DJ	戦闘	201	201	201	201	201
F-4EJ/EJ改	戦闘	26	34	52	52	54
F-2A/B	戦闘	91	91	92	92	92
F-35A	戦闘	17	12	4	4	-
RF-4E/EJ	偵察	6	10	13	13	13
C-1	輸送	11	13	17	17	22
C-2	輸送	11	10	-	-	-
C-130H	輸送	14	14	14	14	14
KC-767	空中給油・輸送	4	4	4	4	4
KC-130H	空中給油・輸送	2	2	2	2	2
E-2C	早期警戒	13	13	13	13	13
E-2D	早期警戒	1	1	-	-	-
E-767	早期警戒管制	4	4	4	4	4
固定翼		401	409	416	416	419
CH-47J	輸送	15	15	15	15	15
UH-60J	救難	40	-	-	-	-
回転翼		55	15	15	15	15

※機数は国有財産台帳記載、2020年3月31日(火)現在の数値