C-2輸送機、非舗装滑走路で離着陸実証試験 岐阜基地

C-2輸送機、非舗装滑走路で離着陸実証試験 岐阜基地

ニュース画像 1枚目:試験には奥の試験機が使用されている
© 航空自衛隊
試験には奥の試験機が使用されている

川崎重工が製造した国産のC-2輸送機が2020年10月26日(月)と10月27日(火)の2日間、非舗装滑走路での離着陸実証試験を実施しています。岐阜基地によると、いずれも地上滑走試験が行われています。この試験には「08-1201」が使用されている模様です。

C-2はこれまで、2017年11月に初めての国外運航となった「ドバイ・エアショー」を皮切りに、2018年7月の「ロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー(RIAT)」、2019年2月の「オーストラリア国際航空ショー(アバロン・エアショー)」、2019年11月の「ドバイ・エアショー」などで世界の軍事関係者にその性能や能力を示してきました。

日本では防衛装備移転三原則が適用されて以降、TC-90をフィリピンに貸与した実績はあるものの、国産の完成機の輸出実績はありません。C-2に関心を寄せているとされるアラブ首長国連邦(UAE)が不整地での離着陸能力を要望したことを受けた対応とみられます。

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