強襲揚陸艦アメリカ、フィリピン海でF-35Bと夜間飛行訓練

強襲揚陸艦アメリカ、フィリピン海でF-35Bと夜間飛行訓練

ニュース画像 1枚目:USSアメリカ甲板に着艦するF-35BライトニングII
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Vincent E. Zline
USSアメリカ甲板に着艦するF-35BライトニングII

アメリカ海軍の強襲揚陸艦「アメリカ(LHA-6)」は2021年6月26日(土)、フィリピン海で第31海洋遠征隊(MEU)のF-35BライトニングII戦闘機と夜間飛行訓練を実施しました。LHA-6は第7艦隊の作戦地域で活動し、同盟国やパートナーと相互運用性を高め、インド太平洋地域の平和・安定を守る即応部隊としての能力を維持していることをアピールしています。Facebookなどでその活動内容が公開されています。

LHA-6は6月12日(土)から6月14日(月)にかけて、沖縄東方の海空域で海上自衛隊の輸送艦「しもきた(LST-4002)」と日米共同訓練を実施しました。この際は、ドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ(LPD-18)」、ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン(LSD-42)」が同行しており、この3隻と第31海洋遠征隊(MEU)でアメリカARGとして通常通り、西太平洋地域でパトロールにあたっていると見られます。

現在、横須賀基地を母港とする空母「ロナルド・レーガン(CVN-76)」を旗艦とするロナルド・レーガン空母打撃群(CGS-5)は西太平洋地域を離れ、インド洋に展開しています。空母「ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)」が9月からノーフォークで定期検査のドッグ入りのため、作戦海域から離れ、スエズ運河を経由してアメリカ東海岸に戻るとみられ、CGS-5がアフガニスタンからの撤退などを支援。アメリカARGは、通常通り西太平洋地域に展開していますが、画像やFacebookでの情報公開、特に夜間訓練でこの海域に隙を与えない取り組みとみられます。

この記事に関連するニュース
メニューを開く