アメリカ空軍、JASSM-ERの運用開始近づく

アメリカ空軍、JASSM-ERの運用開始近づく

アメリカ空軍は2012年8月9日、テキサス州ダイエス空軍基地の第337試験評価飛行隊で実施しているJASSM-ER(統合空対地スタンドオフミサイル-長距離型)の運用試験が最終段階に来ていることを発表しました。

第337試験評価飛行隊 JASSM-ER(統合空対地スタンドオフミサイル-長距離型)運用試験

JASSMはステルス性を持つ対地攻撃用の空中発射巡航ミサイルで、JASSM-ERはこれまで200海里(約370キロ)だったレンジを500海里(約924キロ)以上に延長したタイプです。慣性航法とGPSで誘導され、最終局面ではピンポイントの精度を得るために赤外線シーカーを使用します。また、妨害によりGPSが使えない場合も、ミサイル内部のセンサーで目標を捉えることが実証されています。

JASSM-ERはB-2スピリット、B-52ストラトフォートレス、F-15イーグル、F-16ファイティングファルコンで運用することができますが、B-52の倍となる24基を搭載可能なB-1ランサーが最初の運用機種になります。来年後半にはB-1での正式運用が始まる予定です。

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