AW101、マリーン・ワン選定にノースロップ・グラマンと組み再挑戦

AW101、マリーン・ワン選定にノースロップ・グラマンと組み再挑戦

アグスタ・ウエストランドとノースロップ・グラマンは2012年9月18日、アメリカ空軍の戦闘救難ヘリと海兵隊の大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」に、アグスタ・ウエストランドのAW101を協力して提案・開発する包括的な契約を結びました。

アメリカ軍向けの2種類のヘリコプターは、AW101をベースにノースロップ・グラマンによって提案され製造されます。

AW101(当時はEH101)は、ロッキード・マーティンとベルとチームを組んで2005年に一度はVH-71大統領専用ヘリとして開発が決まっていながら、過大な要求に価格が高騰。2009年に計画が破棄されていました。

アメリカ政府機関が購入するものは、50%以上がアメリカ製でなくてはならないという「バイ・アメリカン法」があるため、採用にはアメリカの企業と組む必要があります。そして、航空・宇宙産業を国家の基幹産業と捉えられるアメリカで、大統領が外国製の機体を専用機とすることに大きな抵抗があると見られます。ライバルはシコルスキーS-92と目されています。

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