史上初の音速突破が記録されてから65周年目の2012年10月14日、チャック・イエーガー退役准将がF-15Dに乗って超音速飛行を再現しました。
チャック・イエーガー退役准将は、1941年9月12日に兵士としてアメリカ陸軍に入隊し、後にパイロットの訓練を受け、第二次大戦中には1回のミッションで5機を撃墜するなどしてエースとなりました。戦後テストパイロットとなり1947年10月14日、現在のエドワーズ空軍基地でロケット実験機ベルX-1"グラマラス・グレニス"を操縦して、史上初の超音速飛行を成功させました。
再現飛行では第65仮想敵飛行隊(65AGS)のデビッド・ビンセンス大尉と、F-15Dに搭乗してネバダ州のネリス空軍基地を離陸し、午前10時24分にカリフォルニア州エドワーズ空軍基地上空45,000フィートで音速を突破しました。
イエーガー氏の現在の階級については退役少将(Major General)とする資料もありますが、ここでは空軍のリリースどおり退役准将(Brigadier General)とします。いずれにしても御歳89歳で超音速飛行、さすがです。