新「アメリカン航空」誕生へ ワンワールドのネットワーク強化へ

新「アメリカン航空」誕生へ ワンワールドのネットワーク強化へ

アメリカン航空とUSエアウェイズは2013年2月14日、両社の合併を正式に発表しました。本社はダラス・フォートワースで、運航拠点はフェニックスに置き、統合した会社のブランド名は新たな「アメリカン航空」となります。統合で気になるのはアメリカンがワンワールド、USエアウェイズがスターアライアンスと異なるアライアンスに所属している点ですが、両社の発表で明確に「ワンワールドでのネットワークを強化する」としており、USエアウェイズはスターアライアンスから脱退する見通しです。

また、発表ではワンワールド・アライアンスの強化とあわせ、共同事業を展開しているブリティッシュ・エアウェイズとイベリア航空との大西洋路線、日本航空(JAL)とカンタス航空との太平洋路線の強化も明確にしており、JALとの現在の関係も保たれる見込みです。

両社合計で発注済みの機材数はエアバス、ボーイングに600機超で、このうちナロゥボディは517機、ワイドボディは90機。現在の機数はアメリカン航空が約620機、USエアウェイズが約350機。運航便数は56ヶ国、336地点に1日およそ6,700便超を運航。

なお、両社のリージョナル路線を運航するアメリカン・イーグル、ピエドモントも運航を継続し、統合する予定です。

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