アメリカ空軍はフロリダ州エグリン空軍基地の第40飛行試験飛行隊(40FTS)のA-10が、2013年2月にレーザー誘導ロケット弾をターゲットから数インチの場所に命中させたと発表しました。
このレーザー誘導ロケット弾は直径2.75インチ、重さ35ポンドのもので、固定翼機用の先進精密破壊システム(APKWS)IIと呼ばれています。
APKWSはアフガニスタンのような低強度紛争において、巻き添え被害を最小限に抑えることが期待されています。また従来の精密誘導ミサイルの1/3の重量とコストも特徴で、ランチャー1基に7発のAPKWSを搭載することができます。
開発試験を終えたAPKWSはカリフォルニア州チャイナレイク実験場で運用試験に進みます。5月にはA-10のほかF-16からも発射試験が実施され、海兵隊もAV-8BハリアーIIとF/A-18ホーネットでの試験を実施します。