エアアジアもANAとの提携解消を発表 9月からA320返却へ

エアアジアもANAとの提携解消を発表 9月からA320返却へ

エアアジアは2013年6月25日、全日空(ANA)との共同事業の解消を発表しました。ANAとの提携解消は6月28日付けで、ANAが24億5000万円でエアアジア・ジャパンの全株式を引き取るとしています。同日付けで提携は解消されますが、「エアアジア」ブランドはANAの発表通り、10月31日まで引き続き使用されます。

提携解消は既にエアアジアが発表している通り、ANAとエアアジア側の経営陣の考え方の違いとしています。また、エアアジア・ジャパンは2012年の赤字額が約29億円超(RM96.9 million)、2013年第1四半期が20億円超(RM67.0 million)にのぼる業績不振も両社の経営陣が早期の提携解消の判断に至った要因の1つと見られます。

なお、エアアジア・ジャパンが保有する「JA01AJ」「JA02AJ」「JA03AJ」「JA04AJ」のA320、4機については、2013年9月1日から11月1日までの期間にエアアジアへ返却されることも発表されています。

ANAはこの機材返却の代替については明確にしていませんが、航空機リース会社のAWASと3月にA320の新造機3機をリース契約しています。この機材はエアアジア・ジャパン、ピーチのいずれかのデリバリーか不明となっているもの。このAWASとの契約分は、エアアジア・ジャパンが機材返却後に導入することも予想されます。

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