アシアナ航空、サンフランシスコでの着陸失敗 着陸直前にやり直し?

アシアナ航空、サンフランシスコでの着陸失敗 着陸直前にやり直し?

アシアナ航空の仁川発サンフランシスコ行き、OZ214便、機体記号(レジ)「HL7742」が現地時間2013年7月6日、サンフランシスコ到着時の着陸に失敗、2名の死亡者が発生した事故で、アメリカ運輸安全委員会(NTSB)は7月7日、本格的な調査に乗り出しました。

すでにフライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)が回収され、ワシントンのNTSBの調査・分析室で調査、解析を進めます。また、運航乗務員は生存しているため、NTSBはこの聞き取り調査も行う予定です。

アメリカでの報道によると、機体は離陸直前に上昇しようとした後、滑走路28Lの海側に機体後部を打ち付け、尾翼は破損し、胴体のみ滑走路左側に逸脱したと見られています。また、NTSBのデボラ・ハースマン委員長は記者会見で着陸の1.5秒前にやり直し、ゴーアラウンドを試みたと初期段階の調査状況を発表していますが、詳しい調査は今後、さらに進めるとコメントしており、事故原因の調査が待たれます。

この事故について、韓国の国土海洋省が調査チームを派遣しているほか、ボーイングもNTSBの調査に全面協力するとコメント。アシアナ航空も調査チームを派遣しています。

更新情報)本文中の「死傷者」を「死亡者」に修正、NTSB会見のYoutube映像を追加、NTSBのツイッターを追加、NTSBハースマン委員長のコメント追記

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