アメリカ陸軍・空軍、気球搭載レーダーシステムを使い巡航ミサイルを迎撃

アメリカ陸軍・空軍、気球搭載レーダーシステムを使い巡航ミサイルを迎撃

レイセオンは2013年8月7日、アメリカ陸軍と空軍が、JLENS(統合対地攻撃巡航ミサイル防衛高空ネットセンサー・システム)と、F-15Eから発射したAIM-120 AMRAAMを使用して、初めての対艦巡航ミサイルを迎撃したと発表しました。

JLENSはレイセオンが開発した繋留気球搭載の早期警戒レーダー・システムで、高度1万フィートから最大30日間連続で警戒監視が可能です。そして火器管制レーダーを搭載したタイプと運用することにより、侵入目標のターゲティングも可能となります。

今回の実験では、JLENSが対艦巡航ミサイルを発見・追尾し、リンク16を介してF-15Eにターゲティング・データが送信され、F-15EからAIM-120が発射されました。

これまでパトリオット、スタンダード6(SM-6)ミサイルでの実験に成功しており、今回のAIM-120を加えると陸海空すべてのプラットフォームとの連携が実証されました。

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