エアバス、A330-300の軽量化バージョンを提供へ

エアバス、A330-300の軽量化バージョンを提供へ

エアバスは2013年9月25日、A330を軽量化し、リージョナル路線、国内線運航の用途に適合させた派生系を展開すると発表しました。これはA330-300をベースにするもので、高需要の近距離路線へ投入することを想定した機材です。中国で開催されている「第15回北京国際航空展覧会」にあわせて発表されたもので、エアバスではこの新しい仕様は中国市場で使われることが多いと想定しています。

エアバスではこの大型機を比較的短い路線で投入することにより、より多くの旅客に対応できるほか、今後、不足が見込まれる運航乗務員への対応、空域の有効活用などを利点としてあげています。

この軽量化のA330-300は座席数が400席まで設置でき、3,000海里程度の航続距離で、長距離仕様と比べて15%の運航コスト削減を図れるように改良します。この改良はA350 XWBの開発やA380の技術を投入して改良されるもので、ヘッドアップ・ディスプレイなどのコックピットの装備、Wi-Fi装備なども搭載が可能です。

メニューを開く