就航準備中のリンク、自己破産申請へ 約22億円調達できず 負債9億円

就航準備中のリンク、自己破産申請へ 約22億円調達できず 負債9億円

福岡空港を拠点に設立を準備していた航空会社、リンクは2013年12月9日、事後処理を中山栄治弁護士に一任しました。今後、自己破産を申請する意向です。

リンクは福岡空港と北九州空港を拠点とし、2014年春に福岡/宮崎線に5往復ほど、福岡/松山線3往復ほど、北九州/松山線に2往復ほどで就航。就航1ヶ月後に3号機を導入、福岡/宮崎線を増便するほか、北九州/宮崎線を新設する計画でした。

また、日本では初めてのATR 72-600を採用し「JA01LK」「JA02LK」「JA03LK」を予約登録し、ATRでも日本での運航にむけ型式証明認可を歓迎するコメントも発表していました。

帝国データバンクでは出資の引受先が決まらないなど、就航時までに必要な運転資金調達のメドが立たず就航計画を断念し、負債は債権者約80名に対し約9億円の見込みとしています。また、東京商工リサーチでは、就航時までに必要としていた約22億円が調達できなかったとしています。

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