NTSB、アシアナ航空のSFO事故直前のコックピット会話 書き起こしを公表

NTSB、アシアナ航空のSFO事故直前のコックピット会話 書き起こしを公表

アメリカ運輸安全委員会(NTSB)は2013年7月6日、サンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ航空の事故について、当該のOZ214便を運航していたコックピットのボイスレコーダーの書き起こしを公表しました。韓国語での会話も英語に訳されたもので、着陸体制に入るまでは和やかなコックピットの様子もわかります。

墜落直前となる高度200フィートの電子音の後に韓国語で「スピードが足りない」との後に、「yeah」と認識したものの、100フィートとなり「スピード」を連呼。さらに30フィートの電子音の後に「ゴーアラウンド」の指示がなされたものの間に合わず、当初は事態が分からない様子が記されています。

また、この事故ではウォール・ストリート・ジャーナルが独自調査でサンフランシスコ空港での着陸侵入時、アメリカ籍とそれ以外の海外国籍機では、外国籍機の着陸復行が多い独自調査を発表しており、着陸体制に入った後の空港設備も今後の調査でいっそう重視されるポイントになってきそうです。

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