「インドは、日本から軍用機を買う第二次世界大戦以降初めての国になろうとしている」と、ロイターが2014年1月28日に報じています。
日本とインドは新明和US-2飛行艇15機、総額16.5億ドルの取引に合意していると、インド政府関係者が明らかにしています。3月から共同生産の方法など諸問題の交渉が再開されます。計画では2機が日本から輸出され、残りはインドで組み立てるとしています。
インドではUS-2をアンダマン海のニコバル諸島に配備するとみられ、インドネシアなど東南アジア諸国まで航続力がおよびます。インドは空母を増やしたり、アメリカからボーイングP-8Iポセイドンを導入するなど、ここのところ海軍力増強に力を入れています。
日本は武器輸出政策に触れないよう敵味方識別装置など軍用機としての装備を付けずに、民間機としてインドへ販売します。
すでに日本とインドの会議も開催されていますが、徐々にUS-2の輸出が現実味を帯びてきたようです。
