イギリス空軍のトライスター、30年間の軍務にピリオド

イギリス空軍のトライスター、30年間の軍務にピリオド

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍現役当時のトライスター
© Shiro Senda / FlyTeam
イギリス空軍現役当時のトライスター

イギリス空軍のトライスターが2014年3月24日、30年間にわたる軍務最後の空中給油ミッションと、ゆかりの飛行場のフライパスを実施しました。第216飛行隊(No.216 Sqn.)に残された4機のトライスターは、4月25日にブライズノートン基地を離れ、ブランティングソープへ最後の飛行を実施し廃棄されます。

イギリス空軍 トライスター 軍務最後の空中給油ミッション

「ティミー」の名で親しまれたイギリス空軍のトライスターは、フォークランド諸島など南大西洋での活動を支え、空中給油能力を向上させるため9機が導入されました。

最近ではNo.216 Sqn.が8年間に渡りアフガニスタンへトライスターを1,642回飛ばし、のべ25万人の人員を運びました。飛行した距離を合わせると、地球を640回まわったことになります。

トライスターがこれまで務めてきた1年間365日の緊急即応軍への支援は、新しい空中給油機のボイジャーへ引き継がれました。イギリス空軍の空中給油機は2013年秋にVC-10が退役したばかりで、急速に機材更新が完了したことになります。

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