2013年度のスクランブル発進、24年ぶり800回超

2013年度のスクランブル発進、24年ぶり800回超

防衛省統合幕僚監部は2014年4月9日、平成25年度(2013年4月1日〜2014年3月31日)の緊急発進回数を発表しました。緊急発進回数は810回で、前年度より243回も増加しました。800回を超えたのは1989年(平成元年)以来24年ぶりでした。8月25日にはロシアのTu-95が、福岡県沖の島北西を領空侵犯しました。

対象国別の割合は、推定を含め中国機が415回で約51%と半数を超え、ロシア機が359回で約44%、北朝鮮などその他が36回で約5%でした。

方面隊別では北部航空方面隊が222回、中部航空方面隊が86回、西部航空方面隊が100回、南西航空混成団が402回と飛び抜けています。すべての航空方面隊で回数が増加していますが、北部航空方面隊と南西航空混成団の増加が目立ちます。

傾向としてロシア機の中では哨戒機、中国機の中では戦闘機に対して多くの緊急発進を実施した模様です。また、9月9日には東シナ海で国籍不明の無人機に対しても緊急発進しました。

詳しい数字や飛行パターンなどは、統合幕僚監部ウェブサイトのPDFファイルを参照ください。

期日: 2013/04/01 〜 2014/03/31
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