F-22ラプターのパイロット酸欠問題、順調に対策進む

F-22ラプターのパイロット酸欠問題、順調に対策進む

アメリカ空軍は2014年4月10日、F-22ラプターに自動バックアップ酸素システム(ABOS)を搭載する作業が予定どおり進んでいると発表しました。2014年12月までに、実戦部隊に配備されているF-22全機へのABOS搭載作業が完了します。

2012年1月、F-22のパイロットが飛行後体調不良を訴える問題が浮上し、空軍科学諮問委員会が調査した結果、ABOS搭載を含む数件の改善策を提示しました。

空軍は迅速に対応し、6カ月後に最初の試験機にABOSの搭載作業が完了しました。ABOSは呼吸レギュレーターに取り付けられたシンプルなシステムで、パイロットは必要が生じた場合すぐにスイッチ・オンすることができます。

通常は、急減圧やマスクに供給されるエアの圧力が下がったときに自動で作動するAUTOにしておきます。

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