航空自衛隊、ブルーインパルス展示飛行再開前に接触事故の調査概要を発表

航空自衛隊、ブルーインパルス展示飛行再開前に接触事故の調査概要を発表

航空自衛隊は2014年1月29日、第11飛行隊のブルーインパルス1号機「46-5731」、2号機「66-5745」の接触事故について、事故調査結果の概要を発表しました。すでに事故防止対策を実施し、安全を確保し、2014年3月12日からアクロバット飛行を再開し、飛行訓練を実施しています。また、4月14日の週に部隊長による点検を行い、展示飛行の開始に問題ない能力が確認できたとしています。

ブルーインパルスは2014年4月27日、海上自衛隊鹿屋航空基地の「エアーメモリアルinかのや2014」から展示飛行を再開します。

事故は新課目で、4機の右下がりに連なる隊形「ライト・エシェロン」から、先頭の1番機から順に小さな右横転機動で最後尾機が右横に占位する課目を実施していた際に空中接触したものです。計画した実施要領で、意図する位置に占位することができず、事故当日に各機の機動開始間隔が短縮されたことから、課目の難易度が高まり、空中接触に至ったとしています。

事故防止については、周到な準備、計画の実施、適切な訓練管理、内在する危険要素の認識と対応を行うこと、厳正な指揮、監督指導について確認を行っています。

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