カリフォルニアからハワイまで車輪格納部で密航の少年を保護

カリフォルニアからハワイまで車輪格納部で密航の少年を保護

カリフォルニア州サンノゼ空港から、ハワイアン航空機の車輪格納部に潜んでハワイのマウイ島まで密航した少年が2014年4月20日、FBIに保護されました。CNNが報じています。

少年はカリフォルニア州サンタクララ在住で、サンノゼ空港のフェンスをよじ上り、ハワイアン航空45便、ボーイング767の主脚格納部に忍び込みました。5時間後に同便がマウイ島のカフルイ空港に到着し滑走路上をふらついているところを発見、保護されました。

機体は高度3万8,000フィートを飛行し、格納部は与圧も空調もされないため、空気が薄く低温の状態となります。少年は離陸後意識を失い、着陸してから約1時間後に意識を取り戻し、格納部から這い出ました。OAGスケジュールで登録されている飛行時間は5時間20分です。

FAAによると車輪格納部に忍んで密航を試みたのは1947年以降105人いて、生存していたのは25人のみとのことです。低温、低酸素に加えて、脚収納時に圧死、脚展開時に墜落死など、あまり人が乗るには適した場所ではなさそうです。

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