ロシア軍機がグアムやカリフォルニアにも接近 PACAF司令官が明かす

ロシア軍機がグアムやカリフォルニアにも接近 PACAF司令官が明かす

アメリカ空軍太平洋空軍(PACAF : Pacific Air Forces)司令官のハーバート"ホーク"カーライル大将は、2014年5月6日、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、ロシア軍の活動が太平洋地域で活発化していることを明らかにしました。ロイター通信が伝えています。

講演の中でカーライル大将は、ロシア軍機が日本や韓国周辺を飛行するのが劇的に増加し、グアムを1周したり、カリフォルニア沿岸にまで近づいたりしていると発言しました。そして、グアム上空でTu-95「ベア」爆撃機をインターセプトするF-15のスライドを投影しました。これらはウクライナ情勢の緊迫化と関連しているとの見方を示しています。

CSISのアジア担当上級顧問のマイク・グリーン氏も、冷戦期並みに偶発事件の危険性が高まっていると指摘しています。

ロシアは1992年以降中止していた戦略爆撃機によるNATO空域への接近を、2007年に再開しています。プーチン大統領は、活動はロシアの安全保障のために必要な措置だとしています。

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