アシアナ航空、安全軽視で7日間 運航停止の行政処分へ 停止日は検討中

アシアナ航空、安全軽視で7日間 運航停止の行政処分へ 停止日は検討中

韓国の国土交通部は、アシアナ航空への行政処分として7日間の運航停止と罰金を課す見込みです。韓国の聯合ニュースが2014年6月11日付で伝えています。

これは4月19日、アシアナ航空の仁川発サイパン着OZ603便、767-300で運航していたところ、エンジン異常を知らせるランプが点灯し、その時点での最寄りの福岡空港に着陸する規定を無視、目的地のサイパンまで飛行を継続した事例が発覚したことへの対応です。

国土交通部は当該のパイロットには30日の資格停止、アシアナ航空会社には7日間の運航停止、または課徴金1,000万ウォンなどの処分を行う方針と発表していましたが、聯合ニュースは関係者談として7日間の運航停止、課徴金2,000万ウォンをアシアナ航空に課すと伝えています。

また、運航停止期間については、すでに航空券を購入している利用者もいるため、検討中と伝えられています。

アシアナ航空は2013年7月、サンフランシスコで着陸失敗による事故を起こし、さらに安全面を無視した事例が発生、その安全性を大きく阻害することから、国土交通部は重大事案と位置づけて、重い処分を課したと見られます。

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