航空自衛隊、C-2の配備を2年延期

航空自衛隊、C-2の配備を2年延期

航空自衛隊は、開発中の新型輸送機C-2の配備を、予定していた2014年度末から2年前後延期する模様です。読売新聞が2014年6月16日に報じています。

C-2は現有のC-1輸送機を代替する機体で、2014年度末から美保基地への配備を開始し、2018年度までに10機を配備する計画を立てていました。しかし、2014年1月の地上試験で機内の気圧を高める試験中に、貨物扉と後部胴体等を損傷する不具合が発生し、原因究明と対応策が検討されていました。

C-2はこれまでも強度不足のため初飛行が2年以上遅れたり、開発期間を延長するなどしています。C-1の飛行時間も残り少なく、尖閣問題などで部隊移動も増える傾向にあるため、航空自衛隊は機材のやり繰りに苦慮しそうです。

メニューを開く