グリペン、新しい自己防衛システムESTLを搭載し初飛行

グリペン、新しい自己防衛システムESTLを搭載し初飛行

スウェーデンのサーブは2014年6月18日、ESTLと名付けられた新しい自己防衛システムを搭載したJAS39グリペンの初飛行に成功したと発表しました。同社によると、初飛行は6月初旬に行われました。

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ESTLは様々な固定翼機に搭載することができるシステムで、ミッションに応じ、異なる脅威に対応することができます。ESTLの最大の特長は、燃やしたマグネシウムなどを放出し、赤外線誘導ミサイルを欺瞞させるためのフレアを、前方に飛ばすことができることにあり、既存の対抗策では防ぎ切れなかった空対空ミサイルや地対空ミサイルからの攻撃にも耐えることができるそうです。

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同社は 「この成功した最初の飛行はESTLプロジェクトにとって重要なステップとなりました。私たちは今後より試験が進み、世界中の顧客からの興味が継続して得られることを楽しみにします」と述べています。

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