SITA、Bluetooth 4.0を使用した旅客誘導などの通信技術を研究

SITA、Bluetooth 4.0を使用した旅客誘導などの通信技術を研究

航空業界のIT技術団体、SITAはこのほど、機関誌「Air Transport IT Review」の中で、Bluetoothを使用した空港と乗客との通信技術について発表しました。

SITA研究所は現在、Bluetooth 4.0の技術を利用し、空港内で各種の案内を行う情報提供や、空港内の位置情報の測定に使用する研究を進めています。Bluetooth 4.0は2009年12月に公開されたバージョンで、従来に比べて大幅に省電力化され、ボタン電池1つのみでも約9年間も動き続けることができるとされています。

このBluetooth 4.0を使うことで、Wi-FiやSMS、Push技術を使うよりも、導入やメンテナンスなどにかかるコストが少なくできるとのことです。この技術は、例えばアプリと組み合わせ、搭乗案内の情報、航空機の運航情報などを乗客に伝えたり、GPSが使えない空港内での旅客誘導などに活用することができるとしています。

なお、詳しい用途などについてはSITAのホームページを参照ください。

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