カナダLCCのウェストジェット、自社運航のワイドボディ機を導入へ

カナダLCCのウェストジェット、自社運航のワイドボディ機を導入へ

カナダの格安航空会社(LCC)、ウェストジェットは2014年7月7日、自社運航のワイドボディ機を導入する計画を発表しました。早ければ2015年秋にも実現する計画です。ウェストジェットの運航乗務員組合、取締役会からの承認を得たもので、ワイドボディ機の初期選定にあたっています。

ウェストジェットでは同社の戦略として、「拡大に向けた施策として自然な展開だ」とコメントしており、格安運賃のモデルを踏襲しながら路線網の拡充をはかるとしています。

発表された計画では、2015年冬スケジュールでアルバータ州のいずれかの空港とハワイを結ぶ便でワイドボディ機を1機使用します。さらに2016年夏スケジュールに導入し、計4機を保有します。

ウェストジェットは2011/12年の冬シーズンから、トーマス・クックの757-200をリースし、2013/14年の冬シーズンはカルガリー発着のホノルル線、カフルイ(マウイ島)線、エドモントン/マウイ線で運航しています。この契約は2015年春に終了し、自社で導入するワイドボディ機の投入もこの路線が有力とみられます。

あわせて、海外市場への路線拡大も計画しているとしています。ウェストジェットは2014年6月にトロント/ダブリン線の大西洋横断路線を初めて就航しており、機材は737-700を使用していますが、この路線もワイドボディ機が投入され、テクニカル・ランディングも解消されることが予想されます。

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