サーブ・グリペン、ミーティアBVRAAM運用に近づく

サーブ・グリペン、ミーティアBVRAAM運用に近づく

スウェーデンのサーブとFMVは、2014年7月7日、グリペンからのミーティアBVRAAM(Beyond Visual-Range Air-to-Air Missile)の発射実験が完了したと発表しました。これによりグリペンが世界で初めてミーティアのBVR能力を活用できる戦闘機となりました。

グリペン ミーティアBVRAAM

ミーティアは、イギリスとフランス、ドイツ、イタリアの企業が共同出資したMBDAが開発・生産するラムジェット推進が特徴の長射程空対空ミサイルです。

グリペンでのミーティア実弾発射実験は2014年3月12日と13日に行われ、発射された2発が遠隔操縦の標的機を破壊しました。グリペンからの安全な分離と、グリペンとミーティア間のデータリンク機能が正常に働いたことが実証されました。

また、低高度と高高度、機動する機体からの発射や、長距離の目標、機動する目標への発射も実験され、ミサイルのシーカーの性能も確認されました。

2014年末まで運用試験や評価が行われ、2015年からグリペンでのミーティアの運用が可能になります。

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