F-35のイギリス・デビュー、RIATに間に合わない!?

F-35のイギリス・デビュー、RIATに間に合わない!?

イギリスのフィリップ・ハモンド国防大臣は、ロッキード・マーティンF-35BライトニングIIが、2014年7月11日から7月13日まで開催されるロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー(RIAT)に、間に合わないと明らかにしました。2014年7月9日、ロイターが伝えています。

そして、ハモンド国防大臣は、来週末のファンボロー・エアショーへの同機の参加については「今のところ楽観的」との考えも発言しました。

F-35は初の国際デビューとして、2014年7月にイギリスで行われる空母HMSクイーン・エリザベスの命名式、RIAT、ファンボロー・エアショーを選び、4機のF-35Bをイギリスへ派遣する準備を進めていました。しかし、6月23日にフロリダ州のエグリン空軍基地(AFB)でF-35Aにエンジン火災が発生し、原因調査に目処がつくまで飛行が停止されています。

ハモンド国防大臣は、アメリカの当局者は正しい判断をしたと理解を示し、プログラム全体への影響も懸念していないとしています。

また、アメリカのDefense Newsは、火災が起きたのは空軍のF-35Aでエンジンのタイプが違う海兵隊のF-35Bは問題なく、海兵隊が独自に飛行を許可するかもしれない。しかしイギリスへの飛行を予定していた1機はイギリスの所有機で、イギリス政府が許可しないかもしれず、その場合はアメリカ海兵隊機にイギリスのマークをペイントするだろうとしています。

いずれにせよアメリカ政府や軍、ロッキード・マーティンからの公式発表はなく、F-35を目当てにイギリス旅行を計画している方はヤキモキが続きそうです。

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