三菱航空機、復活進めるアメリカのイースタン航空とMRJ-90を契約

三菱航空機、復活進めるアメリカのイースタン航空とMRJ-90を契約

三菱航空機は2014年7月14日、アメリカのイースタン航空(Eastern Air Lines Group, Inc.)と、次世代リージョナルジェット機MRJ-90の40機の購入について覚書を締結しました。確定20機、購入権20機です。

三菱航空機は今回の覚書締結をもとに、イースタン航空と早期に正式契約を締結する予定としており、納入は2019年開始の予定です。

MRJの飛行試験機初号機 7

イースタン航空のエドワード・J・ウェーゲル社長兼CEOは覚書の締結について、「『Geared Turbofan(GTF)』エンジンを搭載したMRJの優れた運航経済性を極めて高く評価しています」とコメントし、同社の2機種目としてMRJは路線計画と運航ネットワーク強化に大きく貢献するとしています。

イースタン航空はかつてアメリカの大手航空会社の一角を占めていましたが、1991年に倒産しましたが、復活に向けて2014年5月15日に、737-800次世代機10機を発注し、737 MAX 8を10機の購入権を締結した新たな会社です。同社は2015年前半から運航を開始する計画です。

MRJはこれまで、全日空(ANA)から確定15機、オプション10機の25機、アメリカのトランス・ステーツ・ホールディングスから確定50機、オプション50機の計100機、スカイウェストから確定100機、オプション100機の200機を受注しております。

<写真:エンジン搭載した飛行試験機初号機 MRJ提供 三菱航空機>

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