エンブラエル、アズール・ブラジル航空とE195-E2の50機発注で覚書

エンブラエル、アズール・ブラジル航空とE195-E2の50機発注で覚書

エンブラエルは2014年7月15日、アズール・ブラジル航空からE195-E2を最大50機の受注契約意向書(LOI)を締結したと発表しました。ファンボロー・エアショー会場で締結されました。

契約は30機が確定分で、2014年第4四半期までに確定発注に切り替わる予定です。オプション契約の20機も行使されると最大50機の契約で、カタログ価格は31億ドルとなります。E195-E2の発注はこの契約が初めてで、アズール・ブラジル航空がローンチカスタマーとなります。

アズールはブラジル国内線で、エンブラエル機を中心に運航しており、国内の移動を支えているとしています。このため、エンブラエルでは今後もブラジルがこの航空機を支援してくれることに感謝するとしています。

アズール・ブラジル航空は現在、Eジェット82機を保有し、さらに11機を追加導入する計画です。同社はERJ-195を運航する最大の航空会社です。

なお、エンブラエルが開発を進める次世代EジェットE2は、2018年前半に初号機を引き渡す計画で、E195-E2は2019年、E175-E2は2020年の計画です。エンブラエルはこの開発により70席から130席クラスのリージョナルジェット機で、市場シェアを高める戦略です。

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