C-9BスカイトレインII、アメリカ海軍から退役

C-9BスカイトレインII、アメリカ海軍から退役

41年間にわたりアメリカ海軍で活躍したC-9BスカイトレインIIが、2014年6月28日、アリゾナ州デビスモンサン空軍基地(AFB)への飛行で海軍を退役しました。

C-9BスカイトレインII サンディエゴ上空

C-9Bは、マクダネル・ダグラスDC-9-30のアメリカ海軍仕様機で、1972年に5機を発注したのが始まりです。人員や貨物の輸送用に1982年までに海軍が15機、海兵隊が2機を導入し、1983年から1985年までに民間の中古機12機を購入して増備しました。

C-9BスカイトレインII 貨物仕様

1980年代中期までに29機の海軍と海兵隊のC-9Bが、アメリカ本土とヨーロッパ、アジアで活躍しました。通常はパイロットとコパイロット、クルーチーフ、2名のロードマスターで運航されました。

C-9BスカイトレインII 貨物仕様

2001年からはボーイング737-700の海軍仕様機であるC-40Aクリッパーが、後継機として配備され始め、2014年1月の時点で4機が海軍に残るのみとなり、1機が2月に退役し、2機が海兵隊へ移管され現在も使用されています。

※画像提供) NAVAIR

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