国連、マレーシア航空MH17便の墜落原因の究明で声明

国連、マレーシア航空MH17便の墜落原因の究明で声明

マレーシア航空が2014年7月17日、アムステルダム・スキポール発クアラルンプール着のMH17便、機体記号(レジ)「9M-MRD」の777-200ERがウクライナ東部に墜落した件について、国際連合は墜落原因の究明を求める声明を発表しました。

潘基文(パン・ギムン)事務総長は、7月17日付で犠牲者とその家族に哀悼の意を示し、「完全で透明性のある国際的な調査を求める」としています。国連はその組織下の国際民間航空機関(ICAO)と共に、事態の推移を注視しているとしています。ICAOも声明で事態を見守るとともに、調査に全面的に協力するとしています。

また、国連安全保障理事会は潘基文事務総長と足並みを揃え、「国際民間航空ガイドラインに基づき、完全かつ徹底的に、そして独立した国際的な調査を行い、適切な原因追求を行う必要がある」と7月18日付でプレス発表を行っています。

さらに、調査機関が墜落現場で調査できるように、現場への安全な立入りを全ての関係者に対して呼びかけています。BBCは調査団が現地入りしたと伝えています。

なお、墜落原因について、ウクライナ政府と親ロシア派の武装勢力側で食い違う意見が出ていますが、親ロシア派が撃墜したとの論調が強いようです。

この記事に関連するニュース
メニューを開く