佐賀県知事、増便つづく佐賀空港で「民間機の支障にならないか」が重要

佐賀県知事、増便つづく佐賀空港で「民間機の支障にならないか」が重要

古川佐賀県知事は2014年7月22日、武田防衛副大臣が佐賀県庁を訪れ、陸上自衛隊が導入する予定の新型輸送機「ティルト・ローター機」の配備と、空港近隣の用地取得、アメリカ海兵隊の一部部隊の暫定利用を説明したことを受け、記者会見しました。古川知事はオスプレイに関する知見、自衛隊部隊の配備など7月17日に小野寺防衛大臣から電話で伝えられて以降、確認したものの7月22日時点で、賛否はいずれでも無いとしました。

知事は、防衛副大臣は概算要求で8月末に計上する考えですが、この時期に合わせて判断するものではないとしました。

古川知事は佐賀空港は県が運営する空港で、現在は民間機の便数が増え、誘致活動も積極的に取り組んでいるところで、実際に便数の増加に繋がっていることから、今回の話は陸上自衛隊の移設で、民間機が自由に使え、格安航空会社(LCC)の拠点空港として今後も発展する支障にならないかを確認したと話しました。

特に、佐賀空港を作った際に協力した地元の人たちが、今回の話をどのように思うかも重要だとしました。国は佐賀空港の一部を借りることとなることから、決定した場合は、離着陸料などの支払いはこれまで県の空港を自衛隊が利用する例が無いことから、こうした利用料の支払いについても不明だとし、今後、調べていくとしています。

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