韓国KAI、4.5トンクラス双発の民間/武装ヘリを開発

韓国KAI、4.5トンクラス双発の民間/武装ヘリを開発

コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)は、韓国産業通商資源省と国防省防衛事業庁から、軽民間ヘリコプター(LCH)と軽武装ヘリコプター(LAH)の開発メーカーに選定されたと、2014年7月23日に発表しました。

KAI 4.5トンクラス双発の民間/武装ヘリ

LCH/LAHは1万ポンド、約4.5トンクラスのヘリコプターで、総額1兆ウォン以上のプロジェクトになります。政府の援助と海外からの直接投資でまかなう予定です。KAIではアグスタ・ウエストランドやエアバス・ヘリコプターズ、ベル、シコルスキーと開発参加について交渉中です。

LCHは、緊急サービスや沿岸監視、旅客輸送に使用するもので、外国製のヘリコプターと置き換え、2020年までに開発を完了します。LHAはMD500やAH-1Sと置き換えるもので、2022年までに開発を完了します。輸出600機を含み合計1,000機の販売を目指します。

想像図とモックアップを見ると、LCHとLAHは基本的に同一の機体で民間用と軍用の仕様を分けるようです。テールローターにファネストロンを採用した双発機で、LHAの機首にはガンターレットが装備されます。BK-117/EC-145より一回り大きく、1万ポンドクラスですから陸上自衛隊が想定するUH-Xより若干小さな機体になりそうです。

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