最後の広島原爆投下クルー、93歳で死去

最後の広島原爆投下クルー、93歳で死去

広島に原爆を投下したB-29「エノラ・ゲイ」の最後の乗員、セオドア・バン・カーク元少佐が、2014年7月28日、ジョージア州ストーンマウンテンで死去しました。93歳でした。

バン・カーク元少佐は「対日戦争を終わらせるかもしれない極秘任務」のため、ポール・ティベッツ大佐により第509混成群に選抜されました。1945年8月6日にはティベッツ大佐と10名の乗員とともに「エノラ・ゲイ」に航法士として乗り組み、計画のわずか15秒遅れで爆撃地点に到達し世界で初めて原子爆弾を投下しました。

戦後の1946年8月に軍を退役し、空軍殊勲十字章ほか15の勲章が授与されています。

第509混成群の後身であるアメリカ空軍第509爆撃航空団司令のグレンD.バンハーク准将は「偉大な愛国者を失った」と死を悼んでいます。

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