エティハド航空とアリタリア航空、2017年までの黒字化で合意

エティハド航空とアリタリア航空、2017年までの黒字化で合意

エティハド航空とアリタリア航空は2014年8月8日、総額17億5,800万ユーロの投資で合意しました。これにより、アリタリア航空は経営状態の抜本的な立て直し、黒字化を目指します。これにより、アリタリア航空はローマ、ミラノ発着で新たな長距離路線を運航する計画を立てるほか、イタリアを拠点としたネットワークを再構成し、イタリアへの観光客の誘致にもつなげます。

投資のうち、エティハド航空はアリタリア航空の不採算部門を切り離した新会社に6億6,000万ユーロで株式49%を取得します。取得はマイレージプログラムの「ミッレミリア」、ロンドン・ヒースロー空港の5便分の発着枠なども含まれ、手続きは2014年12月31日までに完了する予定です。エティハド航空はアリタリアへの投資により、2017年までに黒字化することを目指しています。

なお、この投資により、アリタリア航空は2014年冬スケジュールからローマ/アブダビ線を週5便からデイリー運航に増便します。また、ミラノ/アブダビ線をデイリー運航で就航します。これにより、エティハド航空とアリタリア航空の接続性を高めます。

さらに2015年夏スケジュールで、アリタリア航空はイタリアの都市、ヴェネツィア、カターニア、ボローニャなどからアブダビへの直行便を就航します。このほか、エティハド航空とのマイレージ、IT強化などの施策も予定されています。

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