JR東日本、貨物線の利用と地下トンネル整備で羽田空港と都心結ぶ

JR東日本、貨物線の利用と地下トンネル整備で羽田空港と都心結ぶ

東日本旅客鉄道(JR東日本)は2014年8月19日、国土交通省で開催された「第4回 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会」で東京駅と羽田空港間を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を明らかにしました。

すでに田町駅から羽田空港の対岸まで伸びる、休止中の東海道貨物線を使った構想の検討が伝えられていますが、同小委員会では東京駅に加え、新木場、新宿と東京各地と羽田空港を結ぶアクセスを検討していることを明らかにしています。NHK、時事通信など各社が伝えています。

羽田空港の国内線ターミナルの地下から、東海道新幹線の操車場の横にある東京貨物ターミナル間を結び、その先は休止中の貨物線や現在の鉄路を使うことで、東京駅は約18分、新宿駅は約23分、新木場駅は約20分と、いずれの駅からもアクセスが便利になります。

時事通信では、運賃が東京駅620円、新宿駅840円の仮定で、1日の利用客が7万8,000人との試算も紹介しています。事業費は3200億円で、国際線ターミナルに延伸すると、800億円の追加事業費が必要です。また、2020年の東京オリンピックにあわせ、仮設駅での対応も検討されています。

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