ボーイング、777-300ERを10機追加受注 777Xへの移行は順調

ボーイング、777-300ERを10機追加受注 777Xへの移行は順調

ボーイングは同社の受注リストに777を10機、顧客名非公表で追加受注したことを追記しました。ボーイングのブログ「Randy's Journal」で、受注した機種は777-300ERとしており、さらに777から777Xへの移行期についても説明しています。

この説明によると、現時点までに今後3年分の製造ラインのスロットについて、受注を獲得している状態です。777Xは2017年に製造開始、2020年に初号機引き渡しを目指しています。このうち、初号機の引き渡しまでに777Xが数機、製造されるものの、本格的な製造は2020年ごろとなります。このため、現時点の777-300ERから2020年の777Xの本格的な量産までに6年間の製造年月、スロットがあります。

すでに3年分は予約を獲得していますが、残る3年分は2016年までに製造ラインのスロットの販売を終えるとしており、見通しは良好と説明しています。

この移行期間に、全日空(ANA)がすでに発注を発表している777-300ERを6機が製造されるほか、日本の政府専用機として導入する機体も製造される見込みです。

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