インマルサット、A319に新しい安全装置「SBセーフティ」搭載 試験進む

インマルサット、A319に新しい安全装置「SBセーフティ」搭載 試験進む

衛星通信事業を展開するインマルサットは2014年8月14日、同社が開発中の新しい安全装置「スウィフトブロードバンド・セーフティ(SwiftBroadband (SB) Safety)」について、現在の状況について報告しました。

SBセーフティは、航空機と地上局との間でデジタル・データのやり取りができるACARS(Automatic Communications Addressing And Reporting System)のデータを、航空機用インマルサット通信サービスのひとつ、スウィフトブロードバンドを使い、より速く、効率的にやり取りできるようにしたものです。

SBセーフティではACARSと同じように、フライト・デッキでの音声サービス、インターネット接続、飛行中の電子フライト・バッグのアップデート、フライト・データ・レコーダーのダウンロード、航空機の位置報告などが可能となります。

SBセーフティ装置は2014年5月にA319へ搭載され、試験が続けられています。SITAによる承認と資格試験を終えたのち、2016年初頭ごろから、民間の旅客機に搭載しての試験が行われる見通しです。

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