HondaJet開発の藤野社長、革新的な設計でケリー・ジョンソン賞を受賞

HondaJet開発の藤野社長、革新的な設計でケリー・ジョンソン賞を受賞

ホンダ・エアクラフト・カンパニーは2014年8月19日、開発中のHondaJetの設計者、プロジェクトの開発責任者で、同社の藤野道格社長兼CEOが、米国の学術団体「SAEインターナショナル」が主催する「ケリー・ジョンソン賞(Clarence L. (Kelly) Johnson Aerospace Vehicle Design and Development Award)」を受賞したと発表しました。

ケリー・ジョンソン賞は、多くの航空機を開発、航空宇宙産業に大きく貢献したクラレンス・ジョンソン(Clarence L. “Kelly” Johnson)氏の功績を讃え、1992年に設立された賞です。航空機、宇宙船の革新的な設計・開発に秀でた個人に贈られています。

今回の審査では、高速飛行時に発生する空気抵抗を低減する、独創的な主翼上面エンジン配置形態や、高速自然層流翼など革新技術の開発、クラス最高水準の巡航速度、燃費、客室・荷室の広さの実現が評価され、航空宇宙工学における学門的知見の発展に貢献したことが認定されました。藤野氏の同賞受賞は、日本人としては初めてとなります。

なお、授賞式は2015年9月22日から9月24日、アメリカ・シアトルで開催される「SAE 2015 AeroTech Congress & Exposition」で行われます。

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