エールフランス/KLM、2020年までの戦略を発表 成長分野はLCC

エールフランス/KLM、2020年までの戦略を発表 成長分野はLCC

エールフランス/KLMは同社傘下の航空会社の中期経営計画「パフォーム2020 (Perform 2020)」を発表しました。現在の中期経営計画「トランスフォーム2015 (Transform 2015)」を引き継いだもので、各ビジネスセグメントとも2017年までに黒字化を目指します。

「パフォーム2020」の柱は、エールフランス航空やKLMオランダ航空が展開する旅客ハブ事業の成長、リージョナル・エアラインのHOP!を主体とした地方都市を結ぶリージョナル路線のポイント・トゥ・ポイント運航、格安航空会社(LCC)のトランサビアの新たな成長、貨物事業の再編と終了、メンテナンス事業の拡大です。あわせて、グループ全体で生産性の向上や財務規律の維持を進めます。

すでに貨物事業では2017年までに5機体制と機材縮小を発表していますが、2017年までに赤字体質から脱する計画です。リージョナル・エアラインも2017年までに赤字事業から脱却します。

主力のエールフランス、KLMは長距離路線を展開し、アライアンス事業などでさらなる成長を目指すとしています。エールフランスでは各クラスに新シート導入など、提供するサービスのアップグレードを図っていますが、こうした投資を続け、里としています。ただし、供給量は2015年から2017年は1%から1.5%増にとどめるとしています。

大きく拡大するのはLCCのトランサビアで、2017年までにオランダ、フランスの両国に留まらず、拠点をヨーロッパ各地に広げるとしています。これにより、2017年までにヨーロッパで大規模なネットワークを展開し、機材数は100機程度に拡大するとしています。

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